投資初心者向けに投資のことをすべて解説!
「投資してみたいけど、どのような投資があるのかわからない。」
「投資って本当に儲かるの?危なくない?」
など、疑問を持っている方も少なくないでしょう。
投資にはさまざまな種類があり、投資手法によって利益の幅も変わってきます。
今回の記事では、「投資とは何か」や「どのような投資があるのか」、「投資初心者におススメの投資手法」などを紹介します。
この記事を読めば、投資の基本がわかるようになるでしょう。
投資とは?
投資とは、株式や不動産などの金融商品を購入し、中長期目線でお金を増やすことです。
投資は将来価値の上がる可能性が高いものにお金を出すので、利益が出るまで長い期間を必要とします。
また、投資は価格の変動があるため損失を抱える場合もあります。
特に、短期投資は損失を抱える可能性が高くなっています。
そのため、投資初心者には短期的な下落が影響しにくい長期投資が始めやすいでしょう。
投資でよく聞く利回りってなに?
利回りとは、投資した元本に対してどのくらいの利益がでているかを求めるものです。
一般的には、1年間の利益と損失を合わせて利回りを算出します。
例えば、投資元本10万円で利益が5,000円の場合、利回りは5%です。
そのため、利回りが低いものに投資すると高い利益は期待できません。
一方で利回りが異常に高いものはリスクも高くなります。
このように、利回りは投資するうえで大切な指標です。
投資の2つの利益
投資利益には「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の2種類が存在します。
インカムゲインとは、資産を保有することで継続した安定的な利益が期待できることです。
例えば、配当や投資信託の収益分配金、不動産投資の家賃収入などがインカムゲインになります。
一方で、キャピタルゲインは資産を売買することで利益が得られることです。
例えば、株式を20万円で購入し、25万円で売却した場合の利益は5万円になります。
この5万円の利益をキャピタルゲインといいます。
インカムゲインはリスクが低い代わりに、利益も緩やかです。
しかし、キャピタルゲインの場合リスクは高いですが、利益も期待できます。
投資の第一歩としては、リスクの低いインカムゲインのほうが挑戦しやすいでしょう。
代表的な投資手法
代表的な投資の種類を簡単に紹介します。
- 投資信託
- 外貨預金
- 国債
- 株式投資
- ETF(上場投資信託)
- REIT(不動産投資信託)
- 不動産投資
- 貴金属投資(金やプラチナ)
- FX
- 暗号資産(仮想通貨)
上記以外の投資も存在しますが、一般的に人気が高いのは紹介している投資手法10個です。
投資初心者〜中級者におススメの投資手法4選
投資をはじめるにあたって、投資初心者や中級者におススメの投資手法を4つ紹介します。
紹介している投資の想定利回りやメリット・デメリットも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
株式投資
株式投資とは、会社が資金集めのために発行している株式を購入し、株主になることです。
国内の株式投資は基本100株から購入可能です。
そのため、購入するにはある程度まとまった金額が必要になり、ハードルは高めです。
しかし、証券会社によっては1株からの購入も可能なので、投資初心者からでも始めやすいでしょう。
株式投資の想定利回り
株式投資をはじめるにあたって、どのくらい利益を得られるのか気になる方も多いでしょう。
株式投資の想定利回りは、インカムゲインの場合「約2%〜4%」、キャピタルゲインは「約5%」といわれています。
インカムゲインは、配当利回りや株主優待利回りです。
現在の配当平均利回りは約2%で、4%以上は高配当利回りになります。
また、キャピタルゲインの利回りは売買の利益で決まるので、インカムゲインより変動が大きくなります。
そのため、想定利回りから大きく上下に外れることもあるでしょう。
株式投資のメリット・デメリット
株式投資のメリットとデメリットを紹介します。
株式投資のメリット:
- キャピタルゲイン(値上がり益)
- インカムゲイン(配当、株主優待)
- 金融の知識が身に付く
- 保有株数によっては経営に関われる
株式投資のデメリット:
- 損失を出す可能性がある
- 投資した企業が倒産し、投資資金がなくなる場合もある
- 投資に必要な金額が高い
投資信託
投資信託とは、複数の投資家からお金を集め投資資金を作り、投資のプロがその投資資金で投資・運用します。
そして、運用の成果を分配金や償還金として投資家に還元する投資手法です。
投資信託のファンドは、複数の銘柄が組み合わさっている金融商品です。
お菓子の詰め合わせパックを想像していただければわかりやすいでしょう。
そのため、自動的に分散投資ができる投資です。
さらに、つみたてNISAの影響と少額から投資可能なので、投資初心者に人気の高い投資手法になっています。
投資信託の想定利回り
投資信託の3年間想定利回りは「約3%〜10%」です。
通常1年間の平均利回りを意識しますが、1年間だけだと変動幅が大きくなりすぎます。
そのため、3年間の想定利回りを参考にしましょう。
また、投資信託にもさまざまな種類があり、今回は「国内・海外株式型や国内・海外債券型、国内・海外REIT型」などを含めた想定利回りになります。
投資信託のメリット・デメリット
投資信託のメリットとデメリットは下記のとおりです。
投資信託のメリット:
- 分散投資が可能
- 少額から投資に挑戦できる
- 種類が豊富
- 複利の大切さがわかる
- 自分で複数の銘柄を選定して、運用する必要がない
投資信託のデメリット:
- 短期間で大きな利益は得られにくい
- 投資信託のファンドによっては手数料が高い
- 元本保証がない
- 株式投資のような売買はできない
不動産投資
不動産投資とは、マンションやアパートなどの不動産を購入し、ほかの人に貸し出して家賃収入を得るか、売却して売買益を得る投資手法です。
不動産投資には下記のような種類があります。
- マンション、アパート一棟買い
- マンション、アパートの一室買い(ワンルームマンション投資)
- 戸建て投資
- 保有している土地を駐車場にする(駐車場投資)
- シェアハウス、民泊 など
不動産投資はハードルが高いイメージですが、一度購入してしまえば安定した収入(インカムゲイン)が期待できます。
不動産投資の想定利回り
不動産投資は、購入する物件の種類や都道府県、地域などで変動するためすべての利回りを想定するのは難しくなっています。
そこで、参考にしたいのが期待利回りです。
一般財団法人 日本不動産研究所が発表している「第47回不動産投資家調査」によると、ワンルームマンション投資の期待利回りは「約3.9%〜5.2%」です。
また、不動産投資の理想利回りは物件のタイプにもよりますが、「約3%〜8%」といわれています。
そのため、この利回りを目指して不動産投資してみるのもいいでしょう。
不動産投資のメリット・デメリット
不動産投資のメリットとデメリットを紹介します。
不動産投資のメリット:
- 安定した収入が期待できる
- 相続税対策になる
- 節税になる
- 生命保険の代わりになる
- 年金対策になる
不動産投資のデメリット:
- 空室のリスク
- 維持費が必要
- 価格や賃料の変動
- 金利変動
- 災害リスク
貴金属投資
貴金属投資とは、金やプラチナなどの貴金属を購入し、購入価格よりも値上がりしたときに売却し利益を得る投資手法です。
特に、金は存在する量に限りがあり、安全資産ともいわれています。
例えば、新型コロナの影響で株価が暴落していたとき、金は過去最高価格を記録しました。
このように、分散投資の一つとして貴金属投資もしておくと安心です。
貴金属投資は、現物購入以外にも純金積立や金ETFが存在します。
貴金属投資の想定利回り
貴金属投資にインカムゲインはなく、キャピタルゲインだけです。
さらに、貴金属の価格変動を想定するのは難しく利回りを想定できません。
そのため、貴金属は安全資産として保有しておくほうが賢い投資方法でしょう。
貴金属投資のメリット・デメリット
貴金属投資のメリットとデメリットを紹介します。
貴金属投資のメリット:
- 安全資産
- 世界共通の価値
- 存在する量に限りがあり、無価値になる心配はない
- インフレに強い
貴金属投資のデメリット:
- インカムゲイン(利子・配当)がない
- 手数料が高い
- 値下がりのリスクがある
- 実物保有の場合、紛失する可能性がある
終わりに
今回紹介した投資に共通していることは、すべて元本保証はないのでリスクがあります。
しかし、その分リターンもあるのが投資です。
銀行に預けていれば、元本が減ってしまうことはありませんが、ほとんど増えません。
そのため、超低金利が継続されている今、お金を眠らせるのではなく、働いてもらう仕組みを作ることが大切です。
今回紹介した4つの投資手法は投資初心者から挑戦できる投資なので、ぜひ自分に合った投資方法を見つけてチャレンジしてみましょう。