1年で支払った税金をすべて洗い出してみた
税金をいくら払っているのか
皆さん、自分が1年でどのくらい税金を支払っているか把握していますか?
ふと気になったので、数年前の収入に占める税金の割合を調べてみました。
結論は、約31%でした(ちょっと多いかな…)。
前提 〜当時の私のライフスタイル〜
既婚男性。当時30代。会社勤め。扶養家族なし。賃貸住まい。車なし。株式投資による所得あり。投資用不動産を所持。
前提 〜社会保険は税金〜
健康保険や厚生年金などの社会保険は、正しく言うと税金ではありません(政府が社会保険料引き上げを増税と言わないのもこのためです)。しかし給与所得者の視点で見ると、加入が義務付けられていて給与天引きになっていること、所得に応じて負担額が増えていくこと、以上の2点から社会保険は税金と同等と考えています。
また健康保険と厚生年金は労使折半となっていて、会社と本人が保険料を半額ずつ負担しています。会社負担分は給与明細に記載されないので認識していない人が多いと思いますが、間違いなく会社が社員に対して支給しているお金です。そのため今回は、会社負担分を収入に含めて計算することにします。
ある年の収入
過去のある年の収入を計算します。給与(手取りではなく額面)+社会保険の会社負担分+株などの投資益+不動産収入、の合計額です。
およそ1570万ほどになりました。
ある年の税金
給与所得にかかる税金 〜健康保険〜
まだ介護保険料の支払い開始年齢ではありませんので、健康保険料のみの負担です。
私の負担分と会社負担分の合計は94万くらいでした。
給与所得にかかる税金 〜厚生年金〜
勘違いしている人もいますが、厚生年金は自分が払ったお金を自分が受け取る仕組みではありません。現役世代が高齢者を支える仕組みです。そのため今以上に小子高齢化が進む将来、制度の現状維持は難しく、自分が支払った金額を受給額が下回る可能性も十分にあるでしょう。
私の負担分と会社負担分の合計は142万くらいでした。
給与所得にかかる税金 〜雇用保険〜
だいたい4万くらいでした。
給与所得にかかる税金 〜所得税〜
細かな説明は省きますが、課税所得から計算され天引きされます。
だいたい100万くらいでした。
給与所得にかかる税金 〜住民税〜
課税所得の10%くらいで計算され天引きされます。
だいたい70万くらいでした。
金融所得税
株などの売買益や配当金の20%くらいで計算されます。
だいたい20万くらいでした。
固定資産税
不動産にかかる税金です。投資用不動産を所持しているので毎年支払っています。
だいたい16万くらいでした。
消費税
ご存知の通り消費税です。住居用の家賃は非課税ですので、家賃を除いた支出から計算します。この年の税率は10%です。
だいたい50万くらいでした。
終わりに
私のある年の収入は1570万、税金は492万でした。
今回はあくまで数年前の私の事例ですが、税金の額はライフスタイルや収入、節税対策の有無によっても変わってくるでしょう。税金の仕組みや税率を知り、自分が何に税金を払っているのか知ることが不労所得100万へ向けての第一歩です。皆さんもご自身の納税額を一度確認されてはいかがでしょうか。